森羅万象から学ぶ人生羅針盤「不健康で負のスパイラルに陥る」
2024.09.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「不健康で負のスパイラルに陥る」
作家・画家として活躍した武者小路実篤氏の言葉に、「人生にとって健康は目的ではない。しかし最初の条件なのである」があります。なんとなく経営学者P.F.ドラッカー氏の「利益は企業の目的ではない。条件なのである」に似ています。
健康が最初の条件ならば、もし不健康なら何をするにしても1からやり直しということになりましょう。それが分かっているのであれば、節制して健康を確保することは、社会人なら当然の義務です。
しかし若ければ若いほど、健康であることを当たり前と思いその有難みが分からないのです。健康は、失って初めて有難みが分かるのです。現に私の場合、2012年11月に脳内出血、2014年12月に肝臓癌に見舞われ、健康であることの素晴らしさが身に染みた次第です。
一般的に、肉体が健康でなければ、人と同じことをしようとしてもできないもどかしさが積もり積もって、精神の不健康を呼び起こすことになります。
私の場合、現在の状況をポジティブに捉えるだけの心の健康がありました。しかし多くの会社では、社員が重い病気に罹患すると、「大事な仕事を任せられない」となり、能力があっても信用の低下を余儀なくされるのです。
会社が社員に対して、健康で間違いなく使命責務を果たしてくれると期待しています。しかし不健康で当日欠勤などが続けば、どんなに優秀な社員でも評価はされません。
このように肉体も精神も不健康だと、負のスパイラルに陥ることを強く認識してください。
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