森羅万象から学ぶ人生羅針盤「与えうる限りの愛情を与える」
2024.09.29
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「与えうる限りの愛情を与える」
文豪・夏目漱石は、「子供さえあれば、大抵貧乏な家でも陽気になるものだ」と述べています。しかしこの言葉は、平成から令和に至る今の時代には、少々違和感があると受け取る人も多いでしょう。
人工授精をしてまでも子供がほしいと願う夫婦がいる一方で、子供を作れば様々な負担が大きくなり、自分が望み描いている生活スタイルが実現できないとなると、躊躇なくDINKs(ディンクス〈ダブルインカムノーキッズ〉=共働きで子供のいない夫婦)を選ぶケースもあります。
しかしはっきり言えることは、貧乏しても陽気になれるのは、自分のことばかり考える姿勢を改めたからです。それでも子供は犬や猫ではないので、人並みに与えるものを与えないと、「自分は何でこんな貧しい家に生まれてきたんだ」と、不平不満を言うかもしれません。
おもちゃの自動販売機「ガチャガチャ」のように何が出てくるか分からないことに例え、近年では子供は親を選べないことを“親ガチャ”と言います。確かに親は子供ができて陽気になれるかもしれませんが、子供は必ずしもそうではないからでしょう。
それでも、与えうる限りの愛情を与えるのです。その上で親子に軋轢(あつれき)が生じれば、信頼がおける第三者が間に立って親子の絆を強くする役割を果たせば、大抵のことは解決します。必要以上に悩まず、それぞれの家のスタイルに合った陽気な家庭を作ってください。
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