森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人格を磨く」
2021.04.01
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人格を磨く」
「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」は、中国最古の歴史書である『書経』に原典があり、西郷隆盛が使った言葉としても有名です。また、一説には、織田信長も、この言葉を述べていたとも言われています。
この言葉の意味する通り、実績のある者には報酬を与え、人格の優れた者には地位を与えるのは、組織を運営するうえで、極めて重要なことであると言っても過言ではないでしょう。
一生懸命仕事をして、実績を上げれば、必ずそれに見合う報酬が与えられます。しかし、それは、働いた分の手間賃が、約束されているにすぎません。それだけでは、地位が与えられる条件を満たしているわけではないからです。
時々見かけるのは、確かに人の何倍も仕事をするのですが、自分一人で仕事をしている気になって、思いあがっている人物です。
こういう人物を重用すると、必ず「俺がいるから、この会社はもっているんだ」と、おごり高ぶるのです。そうなると、周囲に対して、モチベーションを下げるという悪影響を与えるのです。
しかし、徳ある者は違います。最大の特徴は、人を育てる能力があるのです。
徳ある者に人を預けますと、必ず一人前のビジネスマンに育て上げてくれます。まさに、こういう人物こそ、管理職の鑑であり、人の上に立つ資格があるのです。
仮に、いくら営業マンとして、売上に貢献したとしても、人間性に問題があれば、せいぜい係長止まりです。
本当に出世したければ、人格を磨くことが大事です。そうすれば、報酬だけでなく、地位も約束され、ビジネスマンとして成功を収めることができるのです
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