森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人生でやるべきことは迅速に」
2025.06.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人生でやるべきことは迅速に」
大正から昭和初期に劇作家、評論家として活躍した倉田百三は、「この世は無常迅速というてある。その無常の感じは若くてもわかるが、迅速の感じは老年にならぬとわからぬらしい」と述べています。
まったくその通りだと思います。現在63歳の私は、自分では若いつもりでも実際には老境に入っております。なぜなら年を追うごとに1年の経過を早く感じているからです。
しかし実際は、30代のころからすでに、1年経つのが子供のころより早く感じていました。そしてこれは多くの皆様が共感してくれることだと思います。
思えば小学生時代などは、20年ぐらいあったのではないかと錯覚するほど長く感じられました。それは心理学者によれば、夏休みや冬休み、春休みだけでなく、日々が“イベント”の連続だったので生活の密度が濃く、時間を長く感じられたというのです。
逆に大人になると、いくら仕事に変化はあっても、ルーティンワークが増えるのは致し方ありません。そのせいでなんとなく時間の経過が早いと脳が錯覚するのです。
そんな時間は極めて重要な財産です。そしてたった一度の人生を悔いなきように生きたいものです。しかし人の命ほど当てにならないものはありません。そう感じたら、人生でやるべき残されたことを迅速に処理しようという気持ちを忘れないでください。
このような意識がないと、突如として襲ってくる大病などの際、「あれをもっと早くやっておけばよかった」などと後悔するはずです。2度の大病を乗り越えた私が言うのですから間違いありません。今すぐ迅速に取り掛かりましょう!
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