森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人間が与え合う最高のプレゼント」
2024.06.22
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人間が与え合う最高のプレゼント」
アメリカの作家イーリー・ウィーゼル氏は「平和は神から人間への贈り物ではなく、人間同士の贈り物であることを忘れてはならない」と述べています。これはウィーゼル氏の経歴に照らし合わせてみると、非常に説得力のある言葉です。
ウィーゼル氏は、ナチスのユダヤ人強制収容所の生き残りの1人であり、強制収容所で父親や姉妹が殺されるのを目撃し、その激烈な体験をもとに著作活動を行い、人権問題、人種差別反対運動を展開しているためです(日本大百科全書〈ニッポニカ〉より抜粋・要約)。
以前、神様の存在と人間との関係について、次のように述べました。まず、神様の存在を全否定する唯物論者です。次に、神様は自分の内なる心の中に居り、その正体はポテンシャルであって、それが最高に発現されると自己超越が為されるというものです。
そして最後は、超自然的存在としての神様は存在することを認めてはいるものの、その神様は人間がピンチに陥ったときに必ず助けるという約束をしていないことを実感している人です。
そのピンチを「神は試練を与えてくれている」と言うのですが、大きな自然災害に遭遇し、何万人もの死者を出しても、それを試練といえるのでしょうか。やはり自然災害や戦争などは、人間の努力によって回避すべきものです。
手を合わせて拝んでも余震は繰り返され家屋は倒壊し、ミサイルは何発も着弾します。やはり外交がもたらす平和、耐震技術による安全性確保こそ、人間がお互いに与え合う最高のプレゼントであると強く認識してください。
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