森羅万象から学ぶ人生羅針盤「仕事は社会とつながるケーブル」
2022.03.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「仕事は社会とつながるケーブル」
キャリアカウンセラーの戸田智弘氏は、「仕事を介して自分と世界がつながるということは、歴史や社会の中に自分の役割を見つけることだ」と述べています。そして、役割は責任感を生み出し、責任感は生きる意欲につながるとしています。
この責任感という言葉を、「自分のことばかりを考えない」ことと置き換えれば分かりやすいと思います。例えば、無人島で暮らすのであれば、自分のことだけを考えていれば十分です。しかし、社会生活を送るには、他人に対して健全な目を向けなければなりません。
自分のことだけを考えていた独身時代を卒業し、結婚し家族ができれば、伴侶や子供の生命や生活、将来などについて保証しなければならないという責任感が生まれるものです。この責任感を形にしたものが仕事なのです。そこで「自分は、家族のために懸命になっている」という手ごたえを感じられれば、間違いなく生きる意欲となります。
そして、その仕事とは、職業や職種という狭い範囲で考えるのではなく、自分以外に奉仕するすべてのものとして幅広い概念で捉えなければなりません。例えば、専業主婦の方は、家事という仕事を通して、ご主人や子供たちに対する責任を果し、自分以外の世界とつながっているのです。
つまり、責任ある仕事とは、自分と社会をつなぐケーブルのようなものです。そんなケーブルがあるからこそ、仕事を通して自分の役割を果たすため、人生を面白く感じることができることを決して忘れないでください。
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