森羅万象から学ぶ人生羅針盤「付加価値にこそ真の価値がある」
2022.03.12
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「付加価値にこそ真の価値がある」
成功している会社に共通しているのは、その仕事やサービスに、支払った代金以上の価値を見出すことができるという点です。もちろん、会社が赤字を出して、無理な供与をしているのではなく、同じコストを用いて、より以上の付加価値を生むのが上手いのです。
例えば、700円のラーメンを食べて、あまりにも美味しくて、「この味には1000円を支払っても惜しくない」と思えば、そのお客さまは高い確率でリピーターになるでしょう。また、お客さまが、店員の気持ち良い笑顔に注文した品物以上の喜びを見いだせば、それはコストを一切かけないで生み出された付加価値となるのです。
もちろん、住宅建築の現場でも大いに言えることです。むしろ、飲食業よりも単価が高い住宅では、その効果は絶大です。例えば、職人が納まりを考えて、図面に載っていない一工夫をすることで、住みやすさや耐久性がアップすれば、まさに何十万円、何百万円の付加価値を生むことになるのです。
それは、良いお客さまであればあるほど、より付加価値を手にする機会が増えるようです。前述の住宅建築の場合でも、お施主さまが職人に全幅の信頼を寄せ、その立場を尊重して任せるようにしているため、職人もその期待に応えようとして一工夫する気になるのです。
そして、こうした付加価値の積み重ねが、世の中をより良くすることにつながり、ひいては社会に繁栄をもたらすのでしょう。まさに、付加価値にこそ真の価値があることを肝に銘じて、まずは自分の繁栄を、次に会社の繁栄を実現し、社会の繁栄実現に向けて邁進してください。
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