森羅万象から学ぶ人生羅針盤「任せる範囲を明確化する」
2024.07.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「任せる範囲を明確化する」
部下に物事を任せる時、その内容が明文化されているもの以外、絶対に任せてはいけません。躍進の場合、「規定業務」に定めてあるものだけを任せています。安直に「任せた!」と言えば、後で必ず「私はそんなつもりで任せた覚えはない!」というトラブルに発展するからです。
「規定業務」に限らず、明確化して順守しなければならないものは、方針、範囲、使う人員、予算、期間、数値目標などです。まさに6W3Hに当てはまるものばかりです。
そしてよく「正しいルールであるべき」と言われますが、確かにその通りです。しかしその前に、「ルールが作られていること自体が正しい」という考え方を身に付けましょう。
もしルールの無い部分があったり、新たに生じたりしたら、迷うことなくルールを作ることから始めましょう。なぜなら、任せる範囲や内容が明確でなければ、任せられた側の捉え方が十人十色、千差万別だからです。
中には、「私の気持ちをすべて理解してくれる」「私のやりたいことをすべて実現してくれる」人に巡り合えるかもしれませんが、現実には極めてレアケースです。仮に自分のクローンが存在してその人に任せるとしても、育った環境が違えば完全な別人格で無条件に任せることはできないのです。
繰り返しになりますが、躍進の場合であれば「規定業務」に定めてあるものだけを任せています。それを踏まえて「期限は1カ月」「予算は2000万円まで」「使う人員は最大10名」「開拓するエリアは○○県南部」などと、細かく具体化させることができます。やってみてください。
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