森羅万象から学ぶ人生羅針盤「何でも受け入れて試す」
2022.04.10
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「何でも受け入れて試す」
サントリー創業者・鳥井信治郎氏の言葉に「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」があります。これは鳥井氏の代名詞や口癖とも言えるような有名な名言であり、サントリーのパイオニア精神の元になっているものです。
そして、この言葉を掘り下げると、3つの意味があるように思います。
1つ目は、何事においても、頭で考えているだけならただの評論家で終わってしまうということです。やはり実践してこそ意味があり、そこで初めて結果が得られるので「やらなわからしまへんで」と言えるのです。
2つ目は、新たな発見、出会いがあるということです。仮に、人から新たなビジネスを紹介されたら、余程のリスクがない限りまずやってみて、その手ごたえが自社の利益になることが分かれば素直に取り入れれば良いのです。もしダメならばその時に止めれば良いだけなのです。
3つ目は、感謝され良好な人間関係が構築されるきっかけとなります。ビジネスに限らず趣味でも同じで、例えば「ゴルフをはじめてみませんか」「いっしょに釣りにいきませんか」と誘われた時、迷わずにお付き合いするのです。これもまた興味が湧かなければその時に止めれば良いのです。
しかし、誘った人にしてみれば、「ストレートに自分を受け入れてくれた」という好印象が残り、その後もよいイメージを持ったまま接してくれ、さらなる紹介や出会いのチャンスに巡り会う可能性が広がるのです。
このように、常に間口を広げておき、何でも受け入れて試すという姿勢は、新たなビジネスチャンス獲得や良好な人間関係構築のスタートであることを強く認識してください。
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