森羅万象から学ぶ人生羅針盤「価値ある経験をする」
2021.10.27
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「価値ある経験をする」
ポール・ウィーゼンフェルドという弁護士の言葉に、「彼は17年分の経験があるのか。それとも1年分の経験を17回繰り返しただけなのか」があります。
経験者に問われるのは、何を、どのように経験してきたかという詳細な履歴と、その経験がもたらす実績なのです。要するに、経験は質と結果が重要なのです。
例えば、初心者レベルの軽作業などは、大抵の人なら一週間でそのすべてを覚えてしまうものです。しかし、そのレベルのまま、日々同じことを繰り返して、いつの間にか何年も経っていては、その人を経験者とは呼べないでしょう。
真の経験者は、経験年数によって、常にレベルアップしています。その段階ごとに身に付けた専門知識や情報、ノウハウも豊富で、集中力が高く、時間の使い方が上手で、仕事も早いものです。また、多くの現場で、その環境や状況に応じて臨機応変に対応しているため、考え方が柔軟性に富んでいるのです。
さらに、プロ意識も高く、様々な所作が丁寧で、無駄がありません。仮にミスをしても、決して慌てることなく、適切にリカバリーし、改善を繰り返していきます。そして、何よりも、経験で得た判断力には、物事の本質を見極める力が備わっています。そうした様々な条件が、大いなる実績を生み出しているのです。
企業のトップをはじめ、指導する立場にある人は、人の経験というものを正しく評価し、それを生かさなければなりません。しかに、経験者と名乗る以上は、価値ある経験をしていなければならないことを肝に銘じておきましょう
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