森羅万象から学ぶ人生羅針盤「健全な思い出で人生を彩る」
2022.03.03
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「健全な思い出で人生を彩る」
ロシアの文豪・ドストエフスキーの言葉に、「幼年時代の思い出から得た神聖な貴重なものなしには、人間は生きてゆくこともできない」があります。この「神聖な貴重なもの」とは、自分をさらに発展させたり、再起させたりする可能性を秘めた思い出なのです。
例えば、大人になって大病した人が、子供のころに友達と駆け回って楽しく過ごした思い出を頭に浮かべれば、何としても病魔を退け、健康を取り戻して、また楽しく過ごしたいと自分を励ますものです。
辛いことが重なって心がすさんでも、子供のころに旅行先で見た素晴らしい景色に感動した思い出をイメージするだけで心が洗われ、清々しい気持ちになって、また物事に取り組むことができます。
運動部の辛い練習を経て試合で勝った思い出があれば、仕事において、同じような試練に見舞われても、何とも思わなくなるものです。
また、幼年期に限らず、みんなでカラオケで歌ったり、好きな人とデートしたり、新たな友達ができたりするだけで、その楽しい思い出が支えになり、頑張っていればまた同じことができるという希望につながり、モチベーションアップになるのです。
こうした楽しい思い出、嬉しい思い出は重要で、少し前に、人生において楽しいことや嬉しいことを知れば、心に余裕が生まれることをご案内しました。それにより人の気持ちが理解でき、思いやりが生まれ、人間としての器が大きくなるからです。
もちろん、過去の栄光にしがみつくというような、不健全な思い出に囚われてはいけません。自分を発展・再起させる健全な思い出がある限り、いつまでも希望を持ち続けられ、人生が豊かに彩られることを肝に銘じておきましょう
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