森羅万象から学ぶ人生羅針盤「偽物の志とは」
2023.12.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「偽物の志とは」
この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』で幾度となく紹介している発明王エジソンの「私は失敗したことがない。ただうまくいかなかった方法を見つけただけだ」は、まさに目的・目標を達成しようというすべての人にとって、座右の銘にしても惜しくない言葉でしょう。
そしてその裏側となる言葉として、イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピアは、「成し遂げんとした志をただの1回の敗北で捨ててはいけない」と述べています。昔からたった1回の失敗や挫折で物事を諦めてしまう人が多すぎるからです。
それではまさに偽物の志としか言いようがありません。そして偽物であることに本人自身が気付いていないことが往々にしてあるのです。なぜそんないい加減な気持ちで志を立てられるのかといえば、ずばり甘えに他なりません。
ではその甘えがどこからくるのでしょうか。最大の原因は、自分自身の適性を冷静に客観的に見抜くことができず、個性や能力を活かせる舞台も見つけられないため、苦痛に対して他人の何倍も嫌な思いを感じ逃げ出すからです。
これに関連して、ある有名女優が、自分の娘が同じ道に進みたいといった時、普段見せたことがないような鬼の形相で叱りつけ反対したといいます。その娘に女優の才能がないだけでなく物事に対する甘さを感じたためです
こうした理由があっても、偽物の志を持った人は安直にその道に進んで、最初の壁にぶつかっただけで玉砕し早くも辞める言い訳を考えます。
もし自分に真の志があるのなら、努力は言うに及ばず、理不尽な苦労も厭わない覚悟を持って臨んでください。それがなければすべての志が偽物になります。
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