森羅万象から学ぶ人生羅針盤「傾聴はコミュニケーションの基本」
2024.10.01
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「傾聴はコミュニケーションの基本」
人は、自分の話を聞いてくれるだけで幸せな気持ちになります。そして聞く以上は最後まで話を聞き、決して忘れないことです。
田中角栄、竹下登は聞き上手で有名でしたが、戦国時代なら豊臣秀吉、明治時代なら伊藤博文も聞き上手でした。聞き上手ではない先人先哲は織田信長ぐらいでしょう(笑)。
聞き上手な人は言うまでもなく、相手の立場に立てる人です。だから心の底から共感できるのです。それが相手にも伝わり、「この人には心を許せる」となってコミュニケーションの輪が広がる第一歩となります。
相手の立場に立つことは、ともすれば相対的に自分が損な役回りになることも大いにあります。それでも相手のことを真剣に考え、自ら泥をかぶってでも利益や名誉を譲る姿勢は、必ず相手にも伝わるものです。
しかしここで、傾聴する際に気を付けなければならないことがあります。それは、自分に都合よく利用してやろうという相手の心の裏を見抜くことです。
この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』でもご案内しましたが、傾聴をしながら「なぜこの人はこういうことを言うのだろう?」「以前聞いた話と違うように思うのだが……」と、常に分析脳をフル回転させながら傾聴してください。
傾聴は相手に寄り添うばかりではありません。裏に潜ませている企みを見抜くことも傾聴の目的であり、コミュニケーションの基本であることを肝に銘じておきましょう。
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