森羅万象から学ぶ人生羅針盤「僅差と大差は同じ」
2021.05.12
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「僅差と大差は同じ」
ビジネスにおいて、仕事は、納期までに100%仕上げなければなりません。
完成を100%とした場合、99%以下は未完成となります。つまり、1%でも99%でも、未完成は未完成なのです。
同じ未完成でも、99%まで達成している人は、言い訳をしたくなるものです。
しかし、住宅などは、100%完成させて、はじめて引き渡しが可能なのです。竣工までの工事の進捗率が、1%でも99%でも、引き渡しはできません。
これに関連して、勝負事における負け方でも、同じことが言えます。
例えば、囲碁の対局において、理論にも精通し、手筋もしっかりしているのにも拘わらず、結果は、いつも半目負けに終わるような人がいます。
それに対して、終始善戦することなく、一方的に追い込まれ、必ず中押しで負ける人もいます。
前者は僅差で負け、後者は大差で負けていますが、この両者に本質的な差はないのです。つまり、負けたという事実には変わりないのです。
仕事は納期までに100%達成し、勝負事は勝たなければ、意味がないのです。「99%までできていたのに、あと一歩だった」「決して負けている試合ではなかった」などは、単なる言い訳に過ぎないのです。
以前、「言い訳をしない環境づくり」とし、つまらない人は、必ず言い訳をするということをご案内しています。
誰もが、仕事が納期に間に合わなくても、また勝負に負けても、決して低く評価されたくないと思っているため、言い訳してしまうのです。
仕事でも、勝負事でも、僅差と大差は同じなのです。それを認識し、言い訳することを止めなければなりません。言い訳は、すればするほど、マイナスに評価されるものだからです。
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