森羅万象から学ぶ人生羅針盤「働き甲斐を与える」
2025.04.10
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「働き甲斐を与える」
令和の若手は、昭和の滅私奉公型サラリーマンとは違い、「仕事とは、自分自身にとってどうあるべきものなのか」を当然のように考えます。そんな人たちの気持ちを、会社の理念に合致させるための一番大事な要素は、働き甲斐を与えることです。
それは大きく分けて2つに分類されるでしょう。1つ目は、やはりと言うべきでしょうか、お金と地位です。「これだけの実績を上げたのだから、昇給・昇進は間違いない」と期待しているのなら、それに応えてやってください。
2つ目は、社会の役に立ち、お客様の満足・感動を呼び起こしたという手応えです。例えば、福祉関係の仕事に携わっている人は、往々にして経済的に恵まれにくい労働環境にある人が多いように思います。それでも「困っている人の役に立った」という手応えが、「お客様の笑顔喜びが我が喜び」になるのです。
働き甲斐を潰す最も悪い企業風土は封建主義です。「社長が白いものを黒といったら黒だ」「ミスは部下の責任。しかし手柄は上司のもの」では、令和の企業では間違いなく一切通用しないでしょう。
また、学閥や門閥も働き甲斐を無くす大きな要因です。上司が意図的に、自分と同じ大学を卒業した部下を重用すれば、他の部下はいくら優秀でもシラケるだけで、本当に働き甲斐のある他の職場に転職することも良くある話です。
適切に業績を評価し、それに対して報酬や昇進で応え、自分が為した仕事に対して心の底から「お客様の笑顔喜びが我が喜び」と思えてこそ、ビジネスマンの働き甲斐が生まれることを忘れないでください。
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