森羅万象から学ぶ人生羅針盤「働くことで自己実現を果たす」
2022.01.10
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「働くことで自己実現を果たす」
住友銀行(当時)からアサヒビール(現:アサヒグループホールディングス)の社長に就任し、『アサヒスーパードライ』を大ヒットさせ、同社の中興の祖と言われた樋口廣太郎氏の言葉に、「公園にでも行って、3時間ほどひっくり返るといい。きっと寝ころんでいるのが嫌になりますよ。そしたら、仕事場に戻る。会社のためじゃなくて、自分のためにね」があります。
まさに、仕事の本質を突いた言葉のひとつと言ってよいでしょう。公園で3時間ほどひっくり返るというのは、休憩しているのではなく、仕事における悩みや困難に直面して、そこから逃げているだけなのです。
しかし、そのうちに、逃避していることが嫌になるものです。なぜなら、何の解決にもならないからです。そして、自分のために仕事場に戻るというのは、本来あるべき自分を取り戻すためなのです。
人間が生きることは社会で生活することであり、その社会は様々な仕事で作り上げられています。そんな仕事には、悩みや困難がつきもので、それに向き合い克服するのは、社会のためであると同時に、自分のためなのです。
暇になるとかえって落ち着かなくなり、何かしら仕事を探す人がいます。適切に休むことも仕事にとって重要ですが、人は、無意識のうちに働くことで自己実現を果たそうとするからです。試しに、2~3時間ボーっとしていて、「こうしちゃいられない」と思えたら、それは健全な姿であると認識し、仕事に邁進して自己実現を果たしてください。
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