森羅万象から学ぶ人生羅針盤「優劣ではなく違いを見る」
2025.08.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「優劣ではなく違いを見る」
俳優の石倉三郎さんは、いかにも江戸っ子という雰囲気が漂う方ですが、あるドラマでその典型的な江戸っ子を演じていました。そしてあるシーンで、「江戸っ子に野暮って言うのは、蝶々に向かって蛾って言うようなもんだ!」と怒鳴っていました。
少し前に、野暮という言葉の意味をご案内しました。野暮には様々な意味がありますが、主に融通が利かず無粋で洗練されていないことを指すのです。
特に恩着せがましいのは一番恥ずかしい野暮で、本当に粋な人は、「君のために○○しておいてやった」などとは一言も言わず、さらりと援助して決して自己主張しないものです。まさに一番江戸っ子らしいと思います。
ただこのセリフで気になるのは、「蝶々に蛾と言う」の部分で、まるで蛾は蝶々よりも劣るような前提になっています。しかし蛾が蝶々よりも劣るなんて人間の勝手な決め付けです。ただの違いに過ぎないのです
私の友人は、羽を閉じて停まる蝶々よりも、むしろ広げたままで停まる蛾のほうが好きだと言います。特に頭が赤く、黒い羽根の下部に白いラインが入っているホタルガが大好きで、「まるでマントを着た怪盗ルパンだ」と言っています。
しかし世界に目を向けると、何にでも優劣を持ち込んで、「すべての日本文化は自国の真似だ。日本は劣っている」と間違った主張をする国があります。冷静な人間は、文化に違いはあっても優劣はないことを知っています。
それでも「蝶々に蛾と言う」のような差別意識は様々な場面で顔を出します。それも国家間でそういう有り様だと、その両国には決して明るい未来は訪れないことだけは忘れないでほしいと思います。
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