森羅万象から学ぶ人生羅針盤「冷静に情報を見つめる」
2022.05.22
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「冷静に情報を見つめる」
私は一経営者として、イデオロギー的に偏ることなく、あくまで公平に、常に中庸・中道の立場で発言しています。しかし、長期化と拡大が予想されるロシアのウクライナ侵攻についてはどうしても看過出来なくなり、今回より3回に分けて「悪用」について短期集中連載してみたいと思います。
まずは「情報の悪用」について探っていきます。具体的に言えば、ロシアはウクライナの被害状況を、「西側諸国が作ったフェイクニュースだ」と国内向けに報道しているのです。そして、自国の侵略戦争を、ウクライナ領土にいるロシア人をナチズムから守る「特殊作戦」と位置付けています。まさに、専制国家のお家芸ともいえる、デマの流布による国民のマインドコントロールなのです。
これに関連して、アメリカの教育家・牧師であるジョセフ・マーフィー氏が「他者暗示の力は強烈です。マイナスの情報をできるだけ遮断しましょう」と述べています。
例えば、「やればできる」と自分を鼓舞する自己暗示よりも、「君なら間違いなくやればできるよ」と励まされた他者暗示の方が、モチベーションアップ効果が大きいのです。その逆に、「自分はダメな人間だ」と自己嫌悪するより、「お前ほどダメな奴はいない」と他人から指摘される方が、ショックが大きいでしょう。
マーフィー氏が指摘する「マイナスの情報をできるだけ遮断しましょう」は、支配者が自分にとって都合の悪い情報を消し去り、都合の良い情報を捏造すれば、他者暗示によって容易にマインドコントロールや洗脳が行われる危険性を指摘しているのです。
言論の自由が保障されている社会では、数々の情報を比較することで真実を発見することが可能です。改めて、情報の悪用の恐ろしさを知り、他者暗示に惑わされることなく、冷静に情報を見つめることの重要性を認識しましょう。
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