森羅万象から学ぶ人生羅針盤「出世する人とは」
2021.09.16
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「出世する人とは」
出世する条件として、まず成果を上げることができる、人望がある、明るくポジティブである、決断力がある、他人の意見に耳を傾ける、チームでものを考えるなどを上げる人がいます。しかし、これらは、出世する条件というよりも、優秀な人物の条件なのです。
確かに、東大をはじめとする一流大学出身者や、常に成績がトップの営業マンばかりが、社長になっているのではありません。政界を見ても、総理候補と言われた人ばかりが総理大臣になっているわけではないのです。
出世のために必要不可欠な条件は、その人が、その地位にいることで組織が安定することです。つまり、収まりが良い人であることです。
確かに、実力や実績だけが目立つ人を、いたずらに昇進させては、周囲の反発は避けられず、場合によっては、派閥争いに発展することもあります。しかし、収まりの良い人が、しかるべき地位に就くことで、皆がまとまるのです。
俗に、個人の実績だけで昇進できるのは、せいぜい課長までと言われています。部長以上になると、間違いなく、その人がその椅子に座ることで、周囲がまとまることが要求されます。つまり、人としての収まりが求められるのです。
そして、出世する人は、必ず「あの人が言うなら」「あの人のためなら」という気持ちにさせてくれるものです。
それは、実績の裏付けや人望だけではなく、その組織において必要とされるパーツになっていることを、周囲が大いに認め、支持しているからです。
出世は、周囲の支持によって実現するものです。周囲の人は、仕事ぶりだけでなく、その人の人間性も必ず見ています。そして、多くの候補の中から、収まりが良い人を見出し支持して、出世させてくれることを忘れないでください。
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