森羅万象から学ぶ人生羅針盤「前進と改善の両輪」
2023.04.24
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「前進と改善の両輪」
有名な故事である「禍福は糾(あざな)える縄のごとし」とは、この世の幸不幸は表裏をなしていて、何が不幸のもとになり、何が幸福をもたらすかわからないということです(故事成語を知る辞典より抜粋・要約)。
そして、多くの著名人が指摘していることですが、そんな喜びと悲しみは、考え方ひとつで人生を豊かにしてくれるものです。
例えば、幸福の代表は心身の健康ですが、それが元になってなんでもチャレンジしてみようという前進の元になります。しかし、だからといって病気が不幸であるとは一概に言えないのです。
昔から、無病息災よりも一病息災のほうが良いという人がたくさんいるのですが、何か1つ病気があることによって、それを理由に医師に相談する機会ができるからです。その時、ちょっとした異変を訴えることで新たな病気を発見し、先手を打てるのです。
むしろ無病息災のほうが「自分は頑健だ」と過信し油断して、知らぬ間に大病が進行していることに気付かず、分かった時には手遅れになっていることも少なくないのです。つまり、病気という不幸は、生活習慣をはじめ様々な改善の元になり、それによってより一層豊かな人生を歩むことができるものです。
物事の成功も同様です。成功は自信を生み、さらに前進しようという勇気を与えてくれます。しかし失敗は、この「森羅万象から学ぶ羅針盤」で幾度となくご案内している発明王エジソンの言葉の通り、うまくいかなかった方法を見つけたに過ぎないのです。
それが分かれば後は改善を試みるだけで、いずれ成功という実りある成果をもたらしてくれます。まさに前進と改善は車の両輪のようなものです。冒頭の「禍福は糾える縄のごとし」はポジティブに捉えるべきと強く認識しましょう
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