森羅万象から学ぶ人生羅針盤「勉強したくなる工夫が出来る教師」
2024.08.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「勉強したくなる工夫が出来る教師」
アメリの教育者ウィリアム・フォード氏は、「普通の教師は言って聞かせる。
良い教師は説明する。優れたな教師はやってみせる。しかし、最高の教師は生徒の興味に火を付ける」と述べています。まさに、今の言葉で言えば、「やる気スイッチを押す」教師こそ最高の教師であるというわけです
普通の教師の「言って聞かせる」は、おそらく「勉強しなさい!」と小言を言う程度でしょう。これなら私でもできます。次に、良い教師は「説明する」とありますが、ここには「伝えた」事実はあっても、果たして「伝わった」かの保証はありません。つまり、生徒が理解しているかどうかの確認がなされていないのです。
優れた教師は「やってみせる」とありますが、確かにロールプレイ研修のようで、座学の講義よりも効果はあると思います。しかしここでも「伝えた」事実はあっても「伝わった」保証はないのです。
そもそも勉強というのは、興味を持ち進んでしなければ意味がありません。いくら優れた先生が教壇に立っても、本人に興味が湧かなければ、その授業は教師の徒労に終わります。しかし最高の教師は「生徒の興味に火を付ける」、つまり自分で勉強したくなるようにさせるのです。
評論家の山田五郎氏は、決して世界史が好きではなかったのですが、美術史には興味があり、その観点から世界史を見つめると、面白いように理解が進んだと言っています。
山田氏が美術史にのめりこんだのは、教師の薦めなのか、自主的に取り組んだのかはわかりませんが、もしこうした工夫が出来る教師がいれば、まさに最高の教師であるといっても過言ではないでしょう。
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