森羅万象から学ぶ人生羅針盤「厳しい奥様に感謝する」
2021.08.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「厳しい奥様に感謝する」
偉大な哲学者ソクラテスの妻・クサンティッペが悪妻と呼ばれていたことは有名で、それにまつわるソクラテスの名言に「汝が良妻を持たば幸福者にならん。悪妻を持たば哲学者にならん」があります。皮肉なことに、悪妻と結婚した方が、旦那様は出世するようです。
しかし、一口に悪妻と言っても様々なタイプが存在しますが、むしろ歓迎すべき悪妻とは、旦那様を仕事に集中させてくれる奥様です。
旦那様が、仕事で成果を出して認められるためには、仕事に集中できる条件、環境づくりが大事ですが、それには、奥様が厳しい管理者であるべきです。しかし、厳しさゆえに、それが悪妻という言葉に結びついてしまうのでしょう。
プロ野球の野村克也監督の奥様として知られる野村沙知代氏ですが、世間的には悪妻のイメージが強いようです。確かに毒舌キャラで知られていたため、そういう見方をされてしまうのでしょうが、本当の姿はわかりません。
しかし、野村監督は、沙知代氏を良い奥さんと評価し感謝していました。
沙知代氏は、野村監督について「仕事だけ。あとはゼロ」と言っていますが、それは野球に集中できる環境を作り上げ、さらに厳しいアドバイスをし、名選手、名監督に育て上げたから、仕事以外何もできなくなってしまったのです。
これに関連して、バラエティ番組には、自分の奥様を鬼嫁として、そのエピソードを披露するタレントがたくさん出演していますが、その語り口は楽しそうで、むしろ厳しくされることを喜んでいる感じがします。それは、鬼嫁から自分に対する愛情を感じ、また自分も鬼嫁を心から愛しているからなのです。
恐妻家は、奥様に尻を叩かれることが、自分にとってプラスになり、それが何よりも奥様の愛情によるものであることを知っているのです。
もし、出世したいのであれば、自分に対して厳しく接してくる奥様を愛し、心から感謝することを忘れてはいけません。
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