森羅万象から学ぶ人生羅針盤「去った者の何倍も光り輝かせる」
2024.01.20
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「去った者の何倍も光り輝かせる」
孟子の有名な言葉に、「去る者は追わず来る者は拒まず」があります。これは自分の周りの人の意思や立場を尊重している場合によく使われる言葉ですが、もっと重要な意味は、「未練に囚われず前だけを向いて行け」なのです
よく別れた恋人があまりにも素晴らしかったり、退職した部下が極めて優秀であったりすると、「逃がした魚は大きい」と、いつまでも未練がましくくよくよしてしまうものです。
しかしここで1歩下がって、別れた恋人や退職した部下のことをもう1度思い返してください。果たして惜しいと思うほど大きな魚だったのでしょうか。
よく考えたら意外にそれほどでもなく、それ以上の魅力ある異性や逸材は世の中にいくらでもいるもので、むしろ別れたことによって、そうした人との出会いのチャンスが巡ってきたと考える方がベターです。
そしてここで、「去る者は追わず来る者は拒まず」を“躍進流”に言い換えるならば、「去る者は追わず来る者はよく見る」となります。確かに去っていくぐらいなのだから相手にとってあなたはそれほど重要な存在ではないのでしょう。
だからといって、来る者をすべて受け入れて良いかどうかは話が別で、十分に検討すべきです。言い方は悪いですが、どこの馬の骨か分からないような者も含まれている可能性があり、まさに玉石混交です。
玉石混交ならば、そのなかから玉だけを集めるのは、企業トップや上司の眼力が試される重要な仕事です。そして玉だけを選別したらとことん磨いて、去っていった者の何倍も光り輝かせましょう。
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