森羅万象から学ぶ人生羅針盤「友情と協業体制を混同しない」
2025.07.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「友情と協業体制を混同しない」
以前、真の友情とは、自分自身がどん底の状態にあるときでさえも、友人の成功を心から喜べることであるとご案内しました。その反面、一方的に友達宣言してどんどん間合いを詰めてくる人は、自分のために利用しようとしているに過ぎないこともお話ししています。
そして、ビジネスパートナーとは友情で結びついた関係ではありません。あくまでも同じ目的を共有し、協業体制というパートナーシップで結びつかなければならないのです。なぜなら友人相手であると、たとえ仕事で意見相違があった場合、友情を壊したくないために妥協してしまうからです。
その妥協が命取りになることはよくあります。それを理解していた私の友人は、旧友からいっしょに仕事をしないかと誘われたときに、即座に断ったといいます。理由は、お金の問題や仕事のミスで、お互いが掴み合いになって怒鳴ることができないからだと説明しました。
しかし逆に、協業体制である相手とは、どこまで行ってもビジネスライクになれるので、何の躊躇もなく大喧嘩することができます。そしてこの真剣なぶつかり合いがないと、たとえビジネスライクな関係であっても、目的達成は程遠いものになってしまうのです。
改めて申し上げますが、友情と協業体制を混同してはいけません。それに協業体制には、友情の代わりに同志愛が芽生えますので、これを強く保つことで目的が達成されることを忘れないでください。
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