森羅万象から学ぶ人生羅針盤「司令官と参謀の違い」

2025.06.25

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「司令官と参謀の違い」
　ビジネスマンを司令官タイプと参謀タイプに分けることがあり、自分はどちらのタイプなのか自問自答している人も多いでしょう。その最大の決め手は、最終決断をする覚悟の差ではないでしょうか。

　司令官も参謀も、人望がなければ部下や後輩がついてきません。またどちらもアイデアを出すことが求められ、その有効性に差があってはならないのです。

　しかし、最終決断をするのは司令官で、その決断材料となるデータや資料を正確に収集するのは参謀です。そして選択肢としてまとめ司令官に提出し、それをたたき台にして司令官は最終決断に至るのです。

　そして、最終決断し責任を取る覚悟の差は、ナンバーワン（司令官）になれるかナンバーツー（参謀）のほうがふさわしいかの差にも通じるものです。

　ナンバーツーでも、最終決断し責任を取る覚悟を持っている人はたくさんいます。そういう人なら、もしナンバーワンに不測の事態が発生しても、何の支障もなくナンバーワンの代行として機能してくれ、一切の業務が問題なく遂行されるでしょう。

　ところが、「自分は補佐役として、ナンバーツーを貫きたい」と自覚している人がナンバーワンになると、参謀として果たしてきた能力すら発揮できずに右往左往してしまい、会社のかじ取りを間違えることがしばしばあります。

　要は、能力よりも最終決断し全責任を取る覚悟が司令官と参謀の違いを決定づけるのでしょう。ある日しみじみ自分を振り返り、メタ認知機能をフル回転させて司令官と参謀の違いを自分に当てはめてみてください

　そしてどちらが自分にふさわしいかが分かったら、その道に邁進し、会社を盛り立て自己実現、自己超越しましょう！