森羅万象から学ぶ人生羅針盤「名誉は仕事で得られるもの」
2025.03.05
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「名誉は仕事で得られるもの」
以前、公益確保に力を注ぐことは、利益だけでなく名誉も獲得できることをご案内いたしました。名誉とは分かりやすく言えば、お金を払う側が受け取る側に頭を下げることです。
子供のころ、お医者さんで診察を受けると、お金を払う側の患者である私たちが、ありがとうございましたとお礼を言い、先生がこちらの目も見ないで「お大事に」と事務的に言っている姿です。同様に、習い事の先生に対しても月謝を払う側がお礼を言うのです。
大人になり今日まで、弁護士の先生への報酬、お坊さんへのお布施など、お礼を言いながらお金を払う機会が増えました。そして気付いたことは、これは個人へのお礼ではなく、その方が身に付けている名誉へのお礼だということです。
では一般の仕事に従事する人たちは、名誉は得られないのでしょうか。そんなことはありません。仕事を極めれば、黄綬褒章の受章という名誉が得られます。
黄綬褒章は、業務に精励し衆民の模範たるべき者に授与されるとされ。「農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方」に授与されます。
しかし黄綬褒章などを受章しなくても、「ぜひ○○社に依頼したい」「□□さんじゃないとこの仕事は頼めない」などと言われれば、それはもう立派な名誉です。
それに1歩下がって歴史や世の中を見つめれば、先人先哲がなぜ評価され名誉を与えられているかといえば、仕事で多大なる実績を残してきたからです。改めて、名誉は仕事で得られるものであると強く認識してください。
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