森羅万象から学ぶ人生羅針盤「君側の奸を生み出さない」
2021.09.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「君側の奸を生み出さない」
歴史を様々な角度から検証する際、重要なキーワードの一つになるのが「君側の奸(くんそくのかん)」です。君主に忠誠を誓って仕えているように見せかけ、自分の邪な意思を意見に交えて、陰ながら権力者を思うようにコントロールしている人間を表した言葉なのです。歴史に登場する独裁者が、実は君側の奸に操られていたケースもあると指摘する専門家もいます。
君側の奸は、いつの時代にも、いたるところに存在します。
先ごろ自民党総裁選に不出馬を表明した菅義偉内閣総理大臣は、政治の師匠である小此木彦三郎元建設大臣から「官僚は、提言してくる政策に、自分の意見を密かに織り交ぜてくるから気をつけるように」と指導されたと言います。
こうした官僚まで、君側の奸と言っては大げさかもしれませんが、あらゆる組織において、客観的な意見を装って、実は自分に都合の良い意見を言ってくる人が見受けられるものです。しかし、そうした意見に振り回されていては、指導者としての使命を果たすことはできません。
特に、組織のトップにあるものは、そもそも君側の奸を生み出さない環境づくりに励むことが大事なのです。
以前、嘘を見破るためには、「なぜ、この人は、こんなことを言うのだろう。やるのだろう」と自問し、心眼を身につけることが大事であると説明しました。
様々な意見や情報の信憑性を確認し、心眼を身につけることができるようになれば、周囲の人が「この人をコントロールすることは不可能だ」と思うようになり、君側の奸は生まれなくなります。
その結果、部下との相互信頼に基づく絆が構築され、極めて強固な組織体制が確立することを強く認識してください。
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