森羅万象から学ぶ人生羅針盤「周囲に影響されない」
2021.08.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「周囲に影響されない」
仏教の経典『維摩経』のなかに、「泥中の蓮(でいちゅうのはす)」という言葉があります。蓮(はす)は泥の中で大輪の花を咲かせます。つまり、汚れた環境の中でもそれに影響されずに、清らかさを保っていることの例え(デジタル大辞泉より抜粋)なのです。
その一方で、この言葉は、生まれ育ちが悪いにも拘らず、一生懸命に努力している人を皮肉って言う場合もあります。
しかし、基本的には、周りに左右されることなく、自分を見失わずにがんばっている人に対する褒め言葉として使うほうが一般的です。
泥中の蓮となれる人は、確固たる信念の持ち主で、考えや行動に一貫性があります。人の顔色を見て、意見をコロコロ変えるようなことはなく、明確に意思表示し、言うべき時はNOをはっきり言うのです。しかし、性格に裏表がないので、他人から嫌われることなく、信頼されるのです。
さらに、極めて個性的です。それは、他人との違いを明確に意識し、自分は自分であるという姿勢を崩さないからです。個々の違いというものを理解しているため、他人の個性も大いに尊重しているのです。
そして、悪意のある仲間外れを恐れないため、常に孤高の人であり続けます。そういう生き方が好きなので、良い意味で一匹狼なのです。
まずは周囲に影響されず、自分を知り、何をしたいのかを明確にしましょう。そして、他人と比較することなく、決して自分に嘘をつかなければ、どのような環境におかれても、必ず泥中の蓮となり、光り輝く自分を手に入れることができることを忘れないでください。
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