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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「問題を認識する感度を磨く」
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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「問題を認識する感度を磨く」

2022.07.25

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「問題を認識する感度を磨く」
土屋ホールディングスの創業者・土屋公三氏追悼に伴う特別投稿4日目のテーマは「問題意識-後編」として、問題に関する感度についてお話しします。

土屋氏が開発した社員教育プログラム「3KM生涯幸福設計」(以下3KMとする)において、問題意識のフェーズとして、問題の発見、課題の形成、課題の解決の3段階を示しています。

 問題の発見とは、言うまでもなく、まず問題に気付き、その事実を確認して、問題そのものを提起することとしています。

 課題の形成とは、問題の構造化と共通の課題づくりに分かれます。
まず、問題の構造化においては、問題の状況を調べ、その背景を分析し、問題点を図式化しまとめることです。次に、共通の課題づくりにおいては、目的を確認し、情勢を判断して、課題を決めるのです。

 課題の解決とは、実施計画の立案と成果の評価に分かれます。
まず、実施計画の立案においては、構想計画を立て解決策を並べ、最適な解決策を選んで実施の手順を考えることです。次に、成果の評価においては、まず計画通りに実施し、結果をチェックして、次の課題を提起するのです。そして、新たな問題発見に役立てるため、その結果をフィードバックさせるのです。

 そして3KMでは、問題に気付き認識する感度の重要性を挙げ、そんな感度を磨くためには、まずあらゆる問題を自分の問題として受け止め、本気で取り組む決断をすることとしています。

そのうえで、経営理念や経営方針にかなっているか、現状認識や環境認識からずれていないか、経営戦略や経営計画に沿っているか、利益や目標達成にプラスになるか、組織の活性化につながるか、お客さまや社会の利益に役立つかで、問題の重要度と緊急度を判断しましょう。

 このように、問題を認識する感度を磨けば、自己の成長と企業の大いなる発展が実現することを忘れないでください。

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