森羅万象から学ぶ人生羅針盤「困難を肥やしとする」
2022.01.16
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「困難を肥やしとする」
本田技研工業創業者の本田宗一郎氏は、「人間に必要なのは困ることだ。絶体絶命に追い込まれたときに出る力が本当の力です」と述べています。
また、松下電器産業(現パナソニック)創業者・松下幸之助氏も「非常に難しい状態とか悩みとかいうものは、本当は大きなプラスなのです。行き詰まれば行き詰まるほど、必ず道は開けてくるのです」としています。
まさに、仕事でも人生でも、困難を肥やしとすることで人は成長するものです。
それには、まず困難に立ち向かうことを、決して面倒くさいと思わないことから始めましょう。面倒くさいと思う心の裏には、「困難を乗り越えられないで、失敗したくない」という気持ちがあるからです。その気持ちを払拭しましょう。
また、以前紹介した4世紀ローマの詩人アウソニウスの「大変な仕事だと思っても、まずは取り掛かってしまいなさい。仕事に手をつけた、それで半分の仕事は終わったようなものです」のとおり、困難を後回しにしないことです。そして、少しでも解決の手応えを得たなら、それは確実に自信へとつながるのです。
その自信は、小さな成功の積み重ねによって培われます。それには、まず取り掛からなければならない当面の目標を低く設定して、目の前の課題を確実にクリアすることを繰り返していくのです。こうすることによって、いつの間にか、困難は乗り越えられているものです。
そして、その後に残っているのは、自分自身の確かな成長です。まさに、困難ほど栄養のある肥料はないことを肝に銘じて、仕事と人生を実りあるものにするために、進んで困難に立ち向かうようにしましょう。
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