森羅万象から学ぶ人生羅針盤「地道に努力し王道を歩む」
2024.10.20
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「地道に努力し王道を歩む」
「ショートショート(掌編小説)の神様」と呼ばれたSF作家の星新一氏は、「想像力とは、知識と体験と常識を積み重ね、冷めきった頭で処理するところに発生する」と述べています。まさしくこれは、私の会社・躍進に限らず、すべてのビジネスシーンに通じる言葉ではないでしょうか。
いくら想像したくても、その元になる知識がなければ何も思いつくことはできません。そして得た知識も、それを元に実証実験という体験を通すことで知行合一が実現し、身に付けた知識が本物であることを証明できます。
しかしここで注意しなければならないことは、常識という規範を自分の中に持つことです。そうしなければ、社会性の無い仕事でお金を儲けても認められるんだと勘違いしてしまいます。
以前ご案内したように、社会性のない事業を展開しても、決して長続きはしません。松下電器産業(現パナソニック)創業者・松下幸之助氏も、「企業は社会の公器」とし、社会性を重んじていました。
また、経営学者P.F.ドラッカー氏も「知りながら害をなすな」として、金儲けのためなら何をしても構わないという社会性の欠如を否定しています。つまり松下氏もドラッカー氏も常識の枠を越えてはいけないと釘を刺しているのです。
そうして、知識、体験、常識が三位一体となり、冷静な気持ちで仕事に臨むことで、イマジネーション(想像力)同様に、ビジネスの成果が生まれるのです。想像力もビジネスの成果も、それを得るには近道などなく、何事も地道に努力するという王道を歩むしかないことを肝に銘じておきましょう。
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