森羅万象から学ぶ人生羅針盤「地道に当面の課題をクリア」
2025.01.05
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「地道に当面の課題をクリア」
イギリスの歴史家トーマス・カーライルは、「疑いもなく我々の大きな仕事は、遠くにある不明瞭なものを知ることではなく、手近にある確実なことを行うにある」と述べています。
これもまた、少し前にお話しした、私の会社・躍進の教育システムの1つである「段階的目標設定の重要性」に通じるものです。これをマラソンに例えれば、ゴールという目的を達成するために、5キロごとに設けられている給水所同様に、小さな目標を設定・クリアすることが重要なのです。
ともすれば不明瞭になりがちな42.195キロ先にあるゴールに向かう過程でも、給水所が定期的な活力を与える場となり、次の区間へと進む原動力となります。まずは手近にある確実な目標の給水所にたどり着き、そして気持ちを新たにして次の給水所に向かうのです。
ビジネスに例えると、例えば企業トップが「全国制覇を目標にする」と言っても、現場の社員にしてみれば、雲を掴むような感じに受け取るものです。
しかし手近にある確実なこと、つまり段階的目標設達成の積み重ねが大目標達成になることを説明するのです。地道に当面の課題をクリアしていくことが王道であり正道だからです。
往々にして大きな目標とは、不明瞭なものです。それは遠くにあるためよく見えないからです。しかし段階的目標設達成の積み重ねで大目標に近づけば、今まで不明瞭だったものが明瞭に見えるようになります。やってみてください。
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