森羅万象から学ぶ人生羅針盤「天の時、地の利、人の和」
2024.02.02
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「天の時、地の利、人の和」
孟子の言葉である「天時不如地利。地利不如人和」(天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず)」に由来する「天の時、地の利、人の和」は、成功の3条件とされます。
まず天の時は、必ずめぐってくるチャンスを確実に掴みとることで、この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』でも様々な先人・先哲の言葉をご案内してきました。
次に地の利ですが、例えば新聞社は刷り上がった新聞を少しでも早く販売店へ輸送しなければならないため、高速道路のインター近くに印刷工場を設置したがるものです。しかしこうした考えは新聞社に限らず、躍進のような建設関連業者でもまったく同じです。
それにはまず自社の商圏の地図を広げ、道路網を確認します。そして商圏のすべてにスムーズにクルマで行ける場所を割り出し、その範囲内で本社、支店、倉庫などを設けるようにしましょう。
ここで落とし穴になるのが面している道路の幅員です。道路の車線が少なく狭すぎるとクルマの出し入れだけでなく、物資の搬入・搬出に苦慮しますが、逆に広すぎると借りる場合の賃料が割高になります。
最後に人の和ですが、往々にして営業部員や工事部員が主役となり実績を上げているように見えますが、縁の下の力持ちである内勤社員の優秀性が勝敗を分けていることに気付いてください。
例えば、仕入や発注、さらには経営や工事に必要な情報の取得・手配は、躍進の場合なら経理部が該当します。経理部の活躍が1分1秒でも遅れれば、一瞬の差でチャンスを逃すことになります。この一瞬が極めて大きな意味を持つのです。
こうした僅差の負けを防ぐためには、内勤社員との有効なコミュニケーションを図り、内勤社員もその能力を常にアップデートできるように心がけるようにし、有効な「天の時、地の利、人の和」を実現してください。
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