森羅万象から学ぶ人生羅針盤「天賦の才能を磨き上げる」
2024.09.16
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「天賦の才能を磨き上げる」
かの吉田松陰は、自分の弟子たちに「天から与えられた金の純度を高めることが修養努力であって、我々の学問の責務もここにある」と指導しました。
「天から与えられた金」とは天賦の才能にほかなりません。その純度を高めるというのは、持って生まれた才能を磨き上げ、さらに輝かせ、世のため人のために役立てるべきであるという意味なのです。
例えば、物理が得意な人間であれば、それを応用してより生産性の高い機械を発明すべきです。化学や生物学が得意であれば、医師やバイオテクノロジー関連の仕事で、人を救ったり新薬を開発したりと、やるべき努力は山のように積みあがっているのです。
そして学問の責務とは、前述のように世のため人のために役立てるということです。
理科系ばかりに例えが集中してしまいましたが、文科系でも、国語の教師になって日本語で考える学びの基礎を教えたり、司法試験に合格し弁護士となって弱者を救済したり、経済学を学んで物の流通の仕組みを広く知らしめたりと、人それぞれに「天から与えられた金」を磨き上げる場所はいくらでもあるのです。
問題は、その才能に気付かないことと、気付いていても努力をしないことです。こうなっては「天から与えられた金」も、無駄な素養で終わってしまいます。
本人の努力は言うに及ばず、会社の上司や先輩をはじめ、周囲の人の助言も「天から与えられた金」を磨き上げる元になることを忘れないでください。
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