森羅万象から学ぶ人生羅針盤「失敗が楽しくなれば本物」
2023.06.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「失敗が楽しくなれば本物」
2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏は、「失敗からは必ず新たな発見がある。最近は、失敗するのが楽しみになってきました」と、著書『生涯最高の失敗』で述べています。
「失敗は楽しみ」なんて、これまで何度もご案内してきた発明王エジソンの「私は失敗したことがない。うまくいかなかった方法を見つけただけだ」を上回るようなポジティブな言葉です。
エジソンや田中氏に限らず、実験で失敗しない人などいません。失敗しないのは、「私、失敗しないので」の名台詞で知られる人気テレビドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』の主人公・大門未知子ぐらいです(笑)。
田中氏は、本当に現場での実験が好きで、上級管理職になると現場に携われなくなる可能性あるため、あえて昇進を拒み、現場で実験ができる環境づくりにこだわったといいます。
当然そこで失敗は繰り返されるのですが、その結果を破棄することをもったいないと思い、その積み重ねがノーベル賞受賞になり、エジソン同様に「失敗は成功の母」を実践実証したのです。
これはユニークな人柄で知られる田中氏だからこそ為せる業なのかもしれませんが、失敗は誰にでも、どんな分野にでもつきまとう条件であると腹を括れば、同じ失敗や取り返しのつかない失敗以外は、くよくよ悩む必要はないのです。
そんな失敗が楽しくなれば、ビジネスマンである以前に、人生を真剣に歩む本物になった証であることを強く認識してください。
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