森羅万象から学ぶ人生羅針盤「奇跡に感謝する」
2022.01.25
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「奇跡に感謝する」
少し前に、普通を当たり前と思わず、有難く思うことの重要性をご案内しました。これをさらに展開させると、歴史上の多くの偉人が異口同音に述べている「平凡こそ最大の非凡である」のように、普通、つまり平凡は非凡どころか奇跡なのかもしれません。
なぜなら、すべての人は何かしら非凡な一面を持っており、それぞれに独自の道を歩んでいるからです。可もなく不可もなく日常を過ごし、生涯を閉じることができれば、まさに平凡を全うしたことになりますが、そんな人生はめったに存在しないと思います。すべての人は、何かしらの事故や事態に巻き込まれて当たり前だからです。
例えば、決して美形ではなく、中程度の偏差値の大学を卒業し、それほど有名ではない企業に就職して課長止まりで定年しても、交通事故や大きな自然災害に遭うこともなく、家族も大病を患わず、「良いこともなかったけれど、悪いこともなかった」という人生などは、まさに奇跡なのでしょう。
さらに、作家・天台宗尼僧の瀬戸内寂聴氏によれば、平凡どころか、そもそも「人間に生まれてきたことはそれだけで奇跡」としています。魂を授かっても、動植物に生まれるのではなく、人間に生まれることは、まさに奇跡と言えるかもしれません。
そんな奇跡に感謝する心を忘れないでください。そうすれば、今の自分を有難く思える幸福感に包まれ、他人に対して妬みや僻みがなくなるのです。
そして、自分に奇跡をもたらしてくれる有形無形の存在に対して、善の行いを施すのです。それによって、間違いなく善の循環が生まれ、他人にも幸福をもたらすことを強く認識してください。
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