森羅万象から学ぶ人生羅針盤「好きの力で人生が充実」

2022.01.20

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「好きの力で人生が充実」
　『ゲゲゲの鬼太郎』などの作品で知られる漫画家・水木しげる氏は、その著書『水木サンの幸福論』のなかで、「幸福の7カ条」を唱えています。
　それは、1、成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない　2、しないではいられないことをし続けなさい　3、他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし　4、好きの力を信じる　5、才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ　6、怠け者になりなさい　7、目に見えない世界を信じる―というものです。

　それぞれに水木しげる氏らしい言葉だと思いますが、この中で、特に注目したいのは、第2条の、しないではいられないことをし続けなさいと、第4条の、好きの力を信じるです。

　これまでに、「好きこそものの上手なれ」ということわざや、物事に取り組むことで好きになること、好きになろうとする努力で幸福感と充実感がもたらされるなど、好きの力の偉大な点を様々にご案内してきました。

　そして、好きの力は、「サザエさん症候群」を吹き飛ばしてくれます。「サザエさん症候群」とは、日曜日夕方に放映されるアニメ『サザエさん』が始まるころになると、「月曜日からまた嫌な仕事にいかなければならない」として、憂鬱な気分になることに由来します。
　しかし、好きの力を信じ、しないではいられないことをし続けていると、そんな月曜日が待ち遠しくなり、逆に休日が落ち着かなくなるものです。

　発明王エジソンは「私は1日たりとも、いわゆる労働などしたことがない。何をやっても楽しくてたまらないからだ」と言っています。まさに、好きの力を全力で生かしているのです。好きの力によって人生が充実することを強く認識し、身につけることを実践してください。

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