森羅万象から学ぶ人生羅針盤「嫌いではないを好きにさせる」
2025.08.14
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「嫌いではないを好きにさせる」
私の友人は、洋菓子を自分で買って口にすることはありません。特にチョコレートがコーティングしてあるものは無意識に避けています。では洋菓子が嫌いなのかと尋ねると、いつも「嫌いではない」と答えます。
言われてみると私の場合なら、食べ物ではありませんが「ドラえもんは好きか?」と聞かれれば、「嫌いではない」と答えると思います。あの青い色合いと丸いフォルムが可愛いので「嫌いではない」のです。
しかし、自分から進んでコミックを読んだりアニメを見たりすることはなく、子供たちが幼少のころ、時々一緒にアニメを見ていた程度です。ドラえもん以外の登場人物でも、「このガキ大将がジャイアンっていうのか」と覚えているくらいです。
考えてみると、世の中のものの好き嫌いに対して、「好き・嫌い・どちらでもない」の3つに分類したがる傾向にあります。しかし、「嫌いではない」のように積極的に好きではないが、決して否定しないものもたくさんあります。
そしてこの「嫌いではない」には、好きにさせる可能性を秘められています。ビジネスであれば、これに必要性を加味させることです。なぜなら「好き」と「嫌いではない」の差を決めるのは必要性の有無だからです。
私の会社・躍進の業務に例えれば、「嫌いではない」は「やったほうが良いに決まっているが直近の必要性を感じない」となるでしょう。しかしここで、その必要性をお客様の立場に立って説けば興味・理解を示してくれます。
この「必要性に興味・理解を示す」ことが、「嫌いではない」を好きにさせる最重要ポイントであることを肝に銘じ、前述のとおり、とことんお客様の立場に立って説くことを忘れないでください。
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