森羅万象から学ぶ人生羅針盤「嫌な自分から解放される」
2024.11.29
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「嫌な自分から解放される」
クリミア戦争での負傷兵たちへの献身的な介護で「クリミアの天使」と呼ばれた看護師フローレンス・ナイティンゲールは、「自分が最もなりたくない人に、似て見える要素はすべて捨てなくてはならない」と述べています。
人間は、自分のことについて、自分が一番理解できていないことが往々にしてあり、同時に近親憎悪という言葉もあります。親族どうし、または階層や性質などの似た者どうしが、ひどく憎み合うこと(デジタル大辞泉より抜粋・要約) で、自分の欠点や劣等感をそのまま見せつけられるためです。
例えば、自分の思い通りにならないと癇癪(かんしゃく)を起こす○○部長が嫌いで、ああいう人間になりたくないと思っていた時、「君は本当に○○部長にそっくりでよく怒るよね」と言われると非常にショックでしょう。
これが家族であれば、遺伝であり同じ環境に育ったため、どうしても避けられないものです。しかしナイチンゲールは、「似て見える要素はすべて捨てなくてはならない」と言っているように、人の振り見て我が振り直せという言葉を実践するのです。
例えば短気だとしたら、ぐっとこらえて怒るのをやめましょう。以前ご案内したように、体内のアドレナリンをコントロールすることです。アドレナリンは、分泌されると、6秒で体内をめぐりピークに達するので、ゆっくり6つ数え深呼吸すれば、怒りの感情が沈静化しているものです。
これ以外にも、横柄な性格、余計な一言が多いなど、自覚したり他人に指摘されたりしたら、その瞬間にその要素を捨てるのです。そうすることで、嫌な自分から解放されることを強く認識してください。
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