森羅万象から学ぶ人生羅針盤「学びこそ賢人の礎」
2025.05.05
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「学びこそ賢人の礎」
慶応義塾大学の創設者としても知られる思想家・福沢諭吉は、その代名詞ともいえる著書『学問のすゝめ』のなかで、一番良く知られている「天は人の上に人を造らず……」の一節の結びで、「賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由(よっ)て出来るものなり」と述べています。
『学問のすゝめ』は文字通り、学問をしたほうが良いに決まっているのでぜひやってくださいというシンプルな提案をまとめたものです。無学であることが原因で、様々な差別やトラブルを回避できないことが多いため、学問の重要性を説いているのです。
そしてこの一節には、「人学ばざれば智なし。智なきものは愚人なり」として、学べば愚人にならず、高い「智」を身に付けることが出来ると示しています。
世の中は、学んでほしいことで溢れかえっています。あまりにも多いのであえて優先順位をつけるとするならば、「世間知らずにならないような学び」を身に付けてほしいと思います。
世間知らずだと、ビジネスマンとして「この人に仕事を任せて大丈夫か?」と、一人前扱いしてくれないからです。冒頭の「賢人と愚人との別」は、「仕事のできる人とできない人の別」に置き換えられるとよく分かると思います。
同様に「学ぶと学ばざる」も、「学校で学んだことを元に実証実験を持って世の中の仕組みを血肉にすることと、実証実験どころか一切何もしないこと」という意味になります。これを踏まえ学びこそ賢人の礎であることを肝に銘じてください。
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