森羅万象から学ぶ人生羅針盤「安心して会社経営が続けられる国」
2022.06.06
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「安心して会社経営が続けられる国」
ロシアのウクライナ侵攻に関する報道に接するたびに、一人の経営者として、国が平和だから安心して会社経営が出来ることを有難く思います。そして、ここで一度、イデオロギーに左右されることなく冷静に客観的に、アメリカを見つめてみたいと思います。
1990年代前半のウクライナは世界第3位の核保有国でしたが、1994年12月のブダペスト覚書によって、アメリカ、ロシア、イギリスが安全保障を提供するという約束の元に核を放棄したのです。
しかし、ロシアは今回この覚書を破棄し、それに対してアメリカとイギリスは、軍事支援はしても自国の軍を派遣してウクライナを守ってはいません。つまり、どういうやり方で安全保障を提供するかが明確になっていないからです。
一方、日米安保条約により、日本が攻撃されればアメリカは支援するでしょうが、具体的にどう支援するのかは一切明らかになっていません。仮に日本の国土に相当の被害が及んでも、一応は支援していることになると思います。そもそも在日米軍基地はアメリカを守るための前線で、日本を守るためのものではありません。つまり、日本が戦場になってもアメリカは痛くも痒くもないのです。
5月23日、来日したアメリカのバイデン大統領に、岸田首相はアジアにおける中国の脅威に対する対抗措置として、日本の防衛力増強を表明しています。しかし、防衛力増強という言葉は、アメリカから兵器を購入するという意味で、日本はアメリカの「お客さん」なのです。アメリカとのこんな関係はこれからも続くでしょう。
日本は今、外交・防衛などあらゆる面において重大な岐路に立たされていると思います。しかし、どうであろうとも、いかなる努力も惜しまず、いつまでも安心して当たり前に会社経営が続けられる国でいられることを切に願う次第
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