森羅万象から学ぶ人生羅針盤「宗教心が科学の暴走を抑える」
2021.04.06
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「宗教心が科学の暴走を抑える」
囲碁将棋のプロ棋士対AI(人口知能)の対局において、AIが勝率を高めている状況を考えると、科学技術はどこまで発展するのか、興味がある半面、空恐ろしい気がしてなりません。
それは、科学技術の進歩自体が恐ろしいのではないのです。科学技術に求めるものに、際限がなくなってしまうことが、極めて恐ろしいのです。
例えば、1頭のブタから、多くの肉を得ようと思ったら、ただ単に太らせるだけではダメで、より胴を長くしなければならないのです。
つまり、品種改良して、ダックスフントみたいなブタを生み出すことで、肉の歩留まりが良くなるのです。
しかし、もし太らせた上に、どんどん胴を長くしていけば、当然お腹が地面に垂れてしまいます。それでは、ブタの背骨や腰に、大きな負担を課すことになります。
ならば、それを補うために、もし可能ならば、遺伝子を操作して、長い胴を支えるため、6本足のブタを生み出せばよいという考えが生まれるかもしれませんが、果たしてそれで良いのでしょうか。
例え可能であっても、人間の手で、ブタの足の数を変えるなんてことは、絶対にしてはいけないのです。それは、神仏の領域を犯すことになるからです。
以前、「精神的な支えをもって自己実現」として、何かに跪く気持ちは大切であり、各人の宗教心を大事にしなければならないことを、ご案内しています。
つまり、科学を暴走させる気持ちに、宗教心をもってブレーキをかけるのです。
超自然的な存在としての神仏は存在しません。しかし、内なる存在である神仏は確かに存在していると思います。
そんな神仏に対して、素直に跪くことで、科学は暴走しなくなるのです。
そして、それこそが、科学と宗教の良好な関係であり、我々に真の幸せをもたらしてくれるのです。
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