森羅万象から学ぶ人生羅針盤「対価は働きに対してのみ支払われる」
2022.03.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「対価は働きに対してのみ支払われる」
辞書的な意味で言えば、仕事をして働くというのは「労働する。特に職業としてあるいは生計を維持するために一定の職に就く」という意味になるでしょう(デジタル大辞泉より抜粋・要約)。それに対して、働きとなれば「活躍すること。また、その実績。仕事の成果」となります(同)。
つまり働いた結果が働きであり、有効な働きを実現することが働くことなのです。そして、給料をはじめとする対価は、働いたことではなく、働きに対して支払われるのです。つまりプロセスには対価は発生せず、あくまでも結果に対してのみ対価が認められるのです。
もちろん、プロセスも重要です。これについては、以前ご案内したように、同じまぐれでも「闇夜の鉄砲」は100%運否天賦だけで価値はないのですが、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」は、努力の積み重ねがもたらした偶然で、それに至るプロセスには大いに価値があり、次につながる確かな可能性があるのです。
それでも、対価は働きという結果に対してのみ支払われます。努力の積み重ねの価値は大いに認められますが、それは未来における可能性が評価されているだけです。そのため、まったく結果に結びつかなければ対価は得られず、努力も無意味なものになってしまいます。
確かに、たくさんの時間と手間をかけても、要求される結果を生み出さなければ何の意味もないでしょう。なんのために働いているかを考えるときは、間違いなく大いなる結果、つまり働きを実現するためであり、それが対価をもたらすことを忘れないでください。
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