森羅万象から学ぶ人生羅針盤「小さいうちに将来的な有効性に気付く」
2023.07.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「小さいうちに将来的な有効性に気付く」
共和政ローマ末期の政治家・哲学者のマルクス・トゥッリウス・キケロは、「始まりはすべて小さい」と述べています。これを深掘りして考えれば、もう既に始まっているのだけれども、あまりにも小さくて気が付かないと解釈できます。
ビジネスにおける始まりとは、出会いと同義語なのです。その出会いは、人との出会いだけでなく、残りの5つの経営資源(モノ、カネ、知恵、情報、時間)との出会いも、自覚できないほど小さいものなのでしょう。
特に、大きなビジネスチャンスをもたらしてくれるような人との出会いは、本当に小さいものです。名刺交換はおろかパーティなどでの会釈だけかもしれません。しかしその時、動物的な勘を働かせて「ひょっとしたら、あの人と仕事をすると大きなビジネスになる」と気付けば、積極的に接触する努力をするのです。
知識や情報についても同様です。少し前に、「脳内インデックス」をつくるとして、チラシやパンフレット、ビジネス関連書籍に目を通すという「小さな出会い」をしておくことをご案内しました。
内容までは記憶せずとも、頭の片隅にあるインデックス(索引)にキーワードだけでも登録しておけば、何かのきっかけで不思議と頭に浮かんでくるものです。その後詳細を確認することで、ビジネスチャンスに結びつくことが往々にしてあるのです。
繰り返しになりますが、すべての物事の始まりはこのように本当に小さいものです。しかし、小さいうちにその将来的な有効性に気付くかどうかが、ビッグビジネスの成功の分かれ道になることだけは、肝に銘じておきましょう。
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