森羅万象から学ぶ人生羅針盤「小さな幸福の積み重ねこそ真の幸福」
2025.05.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「小さな幸福の積み重ねこそ真の幸福」
アメリカの政治家で物理学者、気象学者としても知られるベンジャミン・フランクリンの言葉に、「人間の幸福というものは、時たま起こる素晴らしい幸運よりも、日々起こって来る些細(ささい)な便宜から生まれるものである」と述べています。
もちろん、相思相愛の人と出会い結婚できた、駅近(えきちか)の土地を譲り受け理想の注文住宅が建てられたなど、「時たま起こる素晴らしい幸運」も印象深いでしょう。
しかし現実には、最初に感じた感激は時間と共に薄らいでいき、有難みを感じなくなるものです。それよりも「日々起こって来る些細な便宜」がもたらす幸福はその都度感じることができ、しかも毎日続くので幸福度が高いのも頷けます。
つまり、小さな幸福の積み重ねこそ真の幸福なのです。ビジネスに置き換えれば、お客様の「ありがとう」の一言で疲れが一気に吹き飛ぶなどは、小さな幸福の積み重ねになり得ます。それに、小さなこと、些細なことに幸福感を抱いたり、感謝したりする日々を送ること自体は誰にでもできます。
この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』で何回もご案内しているフランスの作家ジュール・ルナールの言葉である、「毎朝、目を覚ますたびに、お前はこう言ってもいいだろう。目が見える。耳が聞こえる。体が動く。気分も悪くない。有難い!人生は美しい」などは、当たり前の日常であること自体に幸福があると言っているのです。
仕事終わりに缶ビールを飲み干し、「この1杯のために生きているな」でも、奥様が毎日食事を饗してくれることでも、子供の寝顔を見つめることでも幸福感は続くことを忘れないでください。
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