森羅万象から学ぶ人生羅針盤「常識は家庭教育で身に付く」
2021.04.12
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「常識は家庭教育で身に付く」
『レ・ミゼラブル』の著者として知られるフランスの作家ヴィクトル・ユーゴーの言葉に「常識の有無は、教育の有無とは関係ない」があります。
ここでいう教育とは、いわゆる学歴と捉えればわかりやすいでしょう。確かに、東大をはじめとする超難関大学を優秀な成績で卒業していても、常識の欠片もないような人物は、石を投げれば当たるくらい存在します。
しかし、常識は、社会で多くの人と関わり合いながら生きていくための、共通の知恵であり、ルールなのです。それは、雑学的なつまらない知識などよりも、極めて重要なものなのです。
例えば、いくら勉強ができても、人の気持ちを理解せず、自分のことばかり考えるようであれば、社会で認められることはありません。人から施しを受けても感謝せず、自分に間違いがあっても、一切謝らないようでは、論外です。
コミュニケーションの基本となる挨拶すらしない人もいます。その理由を、「法で定められていないから」などと答えるようでは、話になりません。
そのような人物は、家庭における間違った教育によって生み出されるのです。
やはり、「学校の勉強ができても、挨拶ができなかったり、人に対して感謝したり、自分の過ちを認めたりできなければ、何の価値もない」と、厳しく言える親になることが、子供の将来を実のあるものにするのです。
そういう意味において、「常識の有無は、学校教育とは関係ないが、家庭教育には大いに関係がある」と捉えるべきです。常識は、家庭教育によって、身に付いていくものなのです。
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