森羅万象から学ぶ人生羅針盤「常識を知る」
2021.09.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「常識を知る」
昨年3月に新型コロナウイルス感染によって70歳で逝去した国民的コメディアンの志村けん氏も、多くの名言を残しています。その中の一つに「非常識なことをするためには、まず常識を知らなきゃいけない」があります。
常識が基本となり、その常識を逸脱することでお笑いが成立しているため、まずは常識を知らないと、笑いの本質が理解できないのです。そして、同時に「お笑いに限らず、常識をバカにする奴に、常識を超えたことは絶対にできない」とも指摘しています。
これに関連して、俳優や司会者として活躍した山城新伍氏も、「現代において、狂気を演じるのは理性である」と述べています。つまり、立ち居振る舞いが非常識なのに成功している人は、きちんとした常識を持っていながら、あえて非常識に見えるように、自分を演出しているだけなのです。
その一方で、世の中には、常識がないことを個性的であると履き違えている人が多くいます。それは、身勝手な行動をしても、「あいつは面白い奴だ」と評価してしまう無責任な環境によって生み出されるわけです。
しかし、そんな行動をして、成功者になった人は一人もいません。誰しも、周囲の評価があって、はじめて成功者になれるので、自由気ままに振る舞っている裏で、ルールや礼儀、マナー、道徳などの常識的な規範を守って、皆の支持を得ているのです。
もし、個性的で規格外の存在になりたければ、まずは常識というスタートラインに立ち、そこから何を成せばよいのかを考えるべきです。そして、何よりも、常識がなければ、どんな社会にも受け入れられないことだけは肝に銘じておきましょう。
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