森羅万象から学ぶ人生羅針盤「年齢に相応しい知恵を身に付ける」
2024.08.03
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「年齢に相応しい知恵を身に付ける」
フランスの作家ヴォルテールの言葉に、「その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ」があります。要するに、いい歳をして何も知らなければ、その分本来なら味わわなくて済む苦労が一気にのしかかってくるという意味です。
若いうちは「知りません、分かりません」で許されたことも、ある程度の年齢に達し、しかも人の上に立つ立場になっていれば、それまでに蓄えた知識を元に、様々な経験から知恵を身につけているのが当たり前です。
しかし、何の努力をすることもなく毎日ぼんやりと過ごし、気が付けば同年代の誰もが経験し身につけていることを自分だけ身につけていないとなると、誰も相手にしてくれないでしょう。
ビジネスの世界で、いわゆるベテランと呼ばれる人たちの信用度が高いのは、その年齢に相応しい知恵を身につけているからです。そうした知恵のなかでも、世の中のあり様(よう)に対する対応の、「引出し」の多さがものを言うのです。
つまり「世間知らずの高枕」になってはいけないのです。見聞が狭く世情にうとい者が気にするどころかそれをよいことにして平気でのんびりとしていること(ことわざを知る辞典より抜粋・要約)が不評を買うわけです。
そんな世間知らずのレッテルを貼られたくなければ、昨日よりも今日、今日よりも明日という気持ちで知識を積み重ね、それを元に様々な経験をし年齢に相応しい知恵を身に付けてください。そうすれば誰もが一目置いてくれます。
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