森羅万象から学ぶ人生羅針盤「必要以上に褒めない」
2025.03.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「必要以上に褒めない」
若手時代は、一日も早く一人前になるための修業期間でもあります。当然ながら、多少のキャパシティーオーバーは発生するかもしれませんが、その困苦を乗り越えている姿に対して、必要以上に褒めてはいけないのです。
もちろん過度の負担を強していれば励ましも必要でしょうが、修業のための負荷であることを忘れてはいけません。それを可哀そうで片付けてしまったら、その若手は一切成長しないでしょう。心を鬼にして「このくらいはできないと誰も一人前と認めてくれないよ」と厳しくするくらいで丁度良いのです。
多くの先人先哲は異口同音に、「勉強や練習が嫌いな人間はいない」としています。なぜならば、勉強や練習で自分が高まっていく実感が喜びの手応えとなるからです。昨日まで分からない、できないことが、今日は分かる、できるようになっていることに、喜びを感じない人はいないからです。
そして心理学者によれば、食欲や睡眠欲同様に知的欲求というのがあり、目的なんかなくても、何となく自然に自分を高めたいと思うのだそうです。だから企業トップはその社員が持っている「やる気スイッチ」を押すだけで十分なのです。
もちろん、下らないゲームに没頭することでも知的欲求は満たされますが、あくまでビジネスのために、努力のベクトルが向くように指導しましょう。なぜならそれは、自己実現、自己超越に直結するからです。
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