森羅万象から学ぶ人生羅針盤「忘却は未来志向の母」
2021.09.06
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「忘却は未来志向の母」
ドイツの哲学者ニーチェの言葉に「忘却はよりよき前進を生む」があります。もちろん、失敗したときは、その事実を忘れることなく、しっかり踏まえて検証し、様々に学ばなければなりません。ここでニーチェが指摘しているのは、いつまでもくよくよせず、素早く切り替えろということなのです。
くよくよする人は、過去に囚われすぎるのです。いつまでも、ああしておけばよかった、こうしなければよかったと、考えてばかりいるのです。
因みに、弁護士には、くよくよするタイプがいないようです。その仕事を考えてみれば一目瞭然で、起きた事実をすべて認め、その法的対処法を探ることだからです。つまり「やってしまったことはしょうがない」という基本的なメンタリティがあるため、弁護士であり続けられるのです。まさに、大いに学ぶべき考え方だと思います。
悪い経験や記憶は、必要以上に気になるものですが、それから逃れるためには、現在の幸せな部分を見つけることが大事なのです。もし、現在が幸せであるならば、過去は気にならなくなるものです。つまり、忘却することができ、それが前進するきっかけになるのです。
いくら気にしても、タイムマシンで過去に戻ってやり直しをすることなどできません。ならば、「やってしまったことはしょうがない」と考え、くよくよしないで、次に進むことを考えるようにしましょう。
そして、現在の幸せを探し、心をリセットすることで、過去と決別でき、未来志向が生まれます。忘却は未来志向の母なのです。そのことを肝に銘じて、力強く前進していきましょう。
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